~35歳からのリアルなヘアケア体験を通して気づいたこと~
はじめに:秋は頭皮ケアの始めどき
夏の紫外線や汗、冷房による乾燥でダメージを受けた頭皮。
実は秋は、一年の中で抜け毛が増える季節と言われています。
私自身、35歳を過ぎたあたりから「髪が細くなったかも」「分け目が気になる」と感じ始めました。
鏡を見るたびに、なんとなくボリュームが減ったような気がして不安に…。
そこで皮膚科で相談し、女性用育毛剤を試したり、サプリメントを飲んだり、シャンプーを頭皮ケア専用のものに変えたりと、
ネットやSNSで紹介されていることは一通り試しました。
ただ、正直「どれが効いているのかわからない」程度で、長く続けるにはかなりのコストもかかる。
結局、無理せず続けられるケアこそが本当の意味での頭皮ケアだと感じています。
食生活の見直しが、髪にも一番効く
私がたどり着いたのは、「食生活を整えること」。
髪は“体の一部”なので、毎日の食事の影響を強く受けます。
特に意識しているのは以下の3つです。
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たんぱく質をしっかり摂る
髪の主成分であるケラチンは、たんぱく質から作られます。
豆腐・納豆・卵・魚・鶏むね肉などを中心に、1日2食は必ず意識しています。
難しい時には、プロテインに助けられています。 -
鉄分・亜鉛・ビタミンB群を意識的に摂る
これらの栄養素が不足すると、髪が細くなったり成長が遅れたりします。
レバー・ほうれん草・ナッツ類・しじみ・牡蠣などをバランスよく。
サプリメントの活用もおすすめ。 -
脂っこいもの・甘いものを控える
皮脂の過剰分泌や血流の滞りにつながるので、できるだけ摂らないほうがいいです。
でも続けることが大事なので、ストレスをためない程度にしましょう。
「育毛剤を買うより、まずは食事から」という意識を持っただけで、
髪の艶や頭皮のかゆみ、分け目の薄さが少しずつ改善していったのを感じます。
洗いすぎないことも大切
以前は「汚れを落とす=清潔」と思い、朝晩2回洗う日もありました。
皆さん、夏はやりがちではありませんか?
でも皮膚科の先生から「洗いすぎは逆効果」と言われてから、気を付けるようになりました。
頭皮には常在菌バランスがあり、過剰な洗浄はそのバランスを壊してしまうそうです。
今は、夜に1回だけ。
- 髪を濡らす前に、全体的にブラッシングをする
- 髪をよく濡らす(1分以上、結構しっかり濡らします)
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シャンプーは頭皮ケア用(アミノ酸系)を使う
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洗うときは爪を立てず、指の腹で優しくマッサージ
(シャンプーブラシを使うと楽ちんです) -
すすぎはしっかり(2〜3分ほど)
これだけでも、翌朝の頭皮のかゆみやべたつきが全然違います。
「必要以上に洗わないこと」は、今では私の頭皮ケアの基本になりました。
洗髪キャンセルしてもいいのではないかと思います!笑
頭皮マッサージとブラッシングで血行促進
美容院でヘッドスパを受けると「頭が軽くなる」と感じませんか?
あれは、血流が良くなるからです。
家では、シャンプー前とお風呂上がりに3分だけの頭皮マッサージをしています。
特別なオイルや機械は不要で、指の腹で“頭皮を動かす”イメージ。
また、髪を乾かす前に天然毛ブラシでブラッシングすると、頭皮の皮脂が髪全体に均等に行き渡り、自然な艶が出ます。
短時間でも、続けることで驚くほど髪が扱いやすくなります。
睡眠とストレスも髪に影響する
睡眠不足やストレスが続くと、ホルモンバランスが乱れ、抜け毛が増えることがあります。
私自身、仕事でストレスが続いていた時期は、明らかに髪の調子が悪かったです。
そこで、夜はスマホを早めに手放し、アロマを焚いてストレッチをしてリラックス。
これだけで睡眠の質が上がり、翌朝の髪のまとまりも違う気がします。
“整える時間”を持つことは、髪にも心にもいい影響を与えてくれますね。
続けるほど、自分の髪が好きになる
頭皮ケアは、「やってすぐ効果が出るもの」ではありません。
でも、続けるほどに「今日の髪、ちょっとツヤがあるかも」と感じられる日が増えてきます。
分け目から、ぱやぱやの毛が生えてくるのを発見すると嬉しい気持ちになります。
そして何より、髪が整うと心まで整う。
鏡を見るのが少し楽しみになり、自分を丁寧に扱いたい気持ちが育ちます。
35歳を過ぎて、ようやく“髪を育てる”という意識が芽生えた気がします。
まとめ:自分を大切にする時間が、髪も労わる
秋は、頭皮が夏の疲れを回復しようとするタイミング。
だからこそ、“今”始めるケアが明日の髪を決めるとも言えます。
✔ 食生活で内側から整える
✔ 洗いすぎない・優しく洗う
✔ 頭皮マッサージとブラッシングで血行促進
✔ 睡眠とストレスケアを意識する
この4つを意識するだけで、髪も心も整っていきます。
華やかな美容よりも、地味だけど確実に自分を整える習慣。
それが、35歳からの私にとって一番大切な“地道美容”かもしれません。


