お金の不安は「心の余裕」を奪う
12月に入り、一気に冬めいてきて暖房器具が欠かせなくなってきましたね。
私は現在、療養中で基本的に家にいる生活をしているので、1日中暖房をつけていますが、やはり収入が少ないので光熱費が気になります。
そして受験生の子供がいたり、年明けには親戚にお年玉を配ったりと出費が続くタイミングです。
お金の悩みは尽きませんが、極端な我慢は続かず、むしろ心や体が疲弊してしまう。
「無理なく、緩く長く」続けることこそが、**心の安定(のんびりライフ)**に繋がる節約術であると身をもって感じたので、昨年1年で整えた私の ”ゆる節約” 体験談をご紹介します。
大前提:長続きの鍵は「我慢しない仕組み」を作ること
私は過去に何度も何度も何度も!、節約や貯金に失敗してきました。
少し貯まったら浮足立って、旅行に行ったり、ブランド品を買い集めたり、、
もちろんそのために貯金しているならOKだと思いますが、当時の私は 近い将来への貯蓄 が必要だとわかっていました。
ここで言う 近い将来への貯蓄 とは、年一の固定資産税や自動車税から二年に一度の車検代、洗濯機やエアコンなどの家電の買替費用や冠婚葬祭など、五年以内に必要になる貯蓄のことをさします。
わかっていても、貯めることはできませんでした。
あるときは食費を削ってみたり、あるときは遊興費から、あるときは光熱費から、、
テレビでやっている節約術を取り入れては挫折を繰り返していました。
ただある日、自分が楽しく生きるために必要なところから削ってしまっては続かない&爆発してマイナスになってしまうとわかり、今までのやり方は全部やめました。
節約につながるマイルールを見付けてからは、家族の健康と、自分自身の料理の楽しみを奪わないことが、最も大切な「心の余裕」につながることが本当の意味でわかりました。
ストレスを生まない「緩く長い」節約術 4選
このセクションでは、具体的な節約術を、私の視点から深掘りして紹介します。
1,まずは、現状を把握しよう! 節約の「せ」は家計簿から
いきなりですが、家計の収支をざっくりでもいいので把握できていますか?
昔の私は入ってくるお金も、出ていくお金も把握できておらず、毎月足りないのか足りているのかもわからずに、節約したい!貯金したい!と騒いでいました。
そこで ”家計簿” をつけることにしました。
家計を見える化しようと思ったんです。
手書きは何度も挫折してきたので、家計簿アプリをインストールして、口座とクレジットカードを紐づけ。
私が使っているのは「マネーフォワードミー」という家計簿アプリで、4つまでなら無料で紐づけできます。
(課金したら、4つ以上紐づけできます)
最初の紐づけする際は、少々悩んだ部分もありましたが、もうなんということでしょう!
私のお金の収支が1円単位までわかり、グラフにもしてくれて、仕分けもしてくれて感動しました。
銀行やカードなどを4つ以内にまとめたくなる
全てを集約してくれるマネーフォワードミーが私の中で神過ぎて、でも課金したくないと思い、あまり使っていないカードや銀行口座の解約をし始めました。
これが結構時間のかかる作業でした。
何がどこの口座から落ちているのか知らない部分があったり、数千円だけ残高を残して使っていない口座があったり、、
この時は仕事をしていたので、週末にカードの引落口座の変更や解約手続き、平日子供の学校行事で半休を取った足で銀行に出向き口座の解約など、なんだかんだ半年くらいかかって銀行口座3つ(仕事や子供の都合でこれ以上減らせなかった)、カード2つまで減らすことができました。
ここまでくると、ほぼ全ての収支情報がマネーフォワードミーで網羅でき、正確な現状把握ができるようになったので、どこを削るかのフェーズに移行できるようになりました。
2,【家族負担ゼロ】固定費は「一度だけ」見直して放置する
そもそも、我が家の固定費ってなに?というところから始まりました。
なのでよく言われる、保険やスマホ代、光熱費のプランなど、一度手続きすれば効果が続く項目をリストアップしてみました。
- 保険の見直し
- 光熱費のプラン変更
- サブスク解約
- スマホのプラン変更
気付いたら、月に30,000円以上浮かすことができました。
3,【日々の安心】「余ったお金」ではなく「最初のお金」を先取り貯金
月に3万円余裕ができたことが分かったので、給料が入ったらまずは1万円を定期預金に自動で貯金していくことにしました。
私の場合は ”自動化” が大事!そして、そのお金を忘れることが大事!笑
最初の一歩って、これでいいと思うんです。
いきなり3万円とか、絶対に続かない。
数か月生活してみて、とても安心感があることに気付きました。
毎月少しづつ増えていくのが楽しみで、嬉しくて。
残ったお金で生活することで、「もう貯金はできている」という安心感が生まれ、日々のお金からくる不安感のストレスが減るという、メンタル面でのメリットが大きいんだと実感しました。
そして節約がゲームのように感じ、今でも削れるところはないか細かく見て、貯金額を増やしていけています。
4,【時短と節約】「買い物回数」を徹底的に減らす仕組みづくり
仕事で体調を崩した今だからわかるんですが、全部を理想通りにこなそうと思いすぎていました。ストレス過多だと、家事をする気が起きなくて、外食が続いてしまったり、、
少しでも自分の体と心を休めるために、買い物の回数を減らすための工夫は大事です。
- 献立を立ててから買い物に行く
- 週末にまとめて買う
- ネットスーパーを活用する
など、「ついで買い」を防ぐ工夫も大切です。
献立を決めずに買い物に行くと、週の途中で「あの調味料が足りない」とか「あれ作りたいのに、あの野菜が足りない」など、仕事帰りにスーパーに行く手間が増え、そこで総菜が目に入ると買ってしまったり、、
時間もお金も健康も無駄にしていたと思います。
主婦は時間勝負なので、買い物に行く回数を減らすことが、お金の節約だけでなく時間の節約や心の疲労軽減につながることを身をもって経験しました。
むんさんが実践する「長く続けるためのマイルール」
無理はしないルール:
そもそも上記の節約術は、我慢や無理の上に成り立っているものではないのですが、やはり私は贅沢な気分に浸りたいというか、わがままな自分が顔を出す時があります。
そんな時は、私は自分を許します。
「今日は帰りにスタバに行っちゃおう!」
「話題のパン屋さんで、爆買いしちゃおう!」
今の私の贅沢って、こんなレベルです。
昔みたいに、「新作のブランドバッグを買おう」なんて思わないので、
(買っても使う機会がない笑)
ちゃんと自分を甘やかします。
そうするとまた節約マインドが戻ってきて、無駄な外食や買い物を抑制できるので、私にとってはちょうどいい息抜きになっています。
食費は聖域ルール:
食べ盛りの息子の健康を守るため、食費だけは絶対に節約しないと決めています。
(息子の体が大人になったら、ここは見直そうと思っています)
だからと言って高級食材を買うということではなく、旬の野菜や果物、できるだけ農薬が少ない国産のお米や調味料など、割高でもまずは手に取るようにしています。
そしてときどきは息子を大人ばかりのカフェなどに連れていきます。
理由は、つまらない男に育ってほしくないから!笑
夫は、「スタバなんて高いし恥ずかしい」「カフェでご飯なんてお腹いっぱいにならない」「ナイフとフォークの使い方を知らないから、そういうお店に入りたくない」など、食事面ではテンションの下がることばかり言われました。
だから息子にはいろいろ経験してもらって、それでも合わなければ行かなければいいと思うのですが、大人の無知は恥だと思っているため、2か月に1回ほどの頻度ですが、都会のカフェやレストランに連れていきます。
毎回感動して、思春期の息子が目を輝かせています笑
だから今は、我が家の食費は ”聖域” になっています。
貯蓄目標を見直すルール:
出費が続いて貯蓄ペースが落ちても自分を責めず、「心の状態」を最優先に目標額やペースを見直すことが大切だと感じています。
日本では新入学や税金の支払いなどは、年の前半に集中しています。
ここをまず理解しておくことで、年の後半が貯めやすい時期だとおのずと見えてくると思います。
前半は月に1万円、後半は3万に増やしてもいい。
いつも同じ金額でないといけないなんてことはないですよ!!
目標は、”貯蓄し続けること” です。
目標金額が貯まったら、次はNISAを使って投資のフェーズに入りますからね。
まとめ:ストレスフリーな節約は「自分を大切にすること」
自分の仕事や子供の成長など変化していく中で、現状はストレスフリーな節約法に落ち着きました。
自分がストレス過多だと、体も心も壊します。
締めるところは締めて、時には自分を甘やかしていくちょうどいいペースを見付けることができました。
節約は「我慢」ではなく「自分と家族を大切にするための方法」であることを再確認し、この「緩いルール」で、ぜひ心の余裕を生む暮らしを一緒に目指していきませんか(^^)/

