むんさんブログ
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眠くてたまらない日々。心と体が出す“おやすみのサイン”を受け取る

おやすみサインアイキャッチ

最近、どうも眠くて仕方がありません。
朝起きても、まだまぶたが重い。朝ごはんの支度をしている間も、ふとした瞬間に「このままソファで少しだけ横になりたい」と思ってしまうほど。
気づけば季節は秋から冬へ。外の空気が少し冷たく感じるようになってから、特に眠気が強くなったような気がします。

不思議なのは、お腹はそんなに空いていないのに、何かを口にしたくなること。
甘いものや温かい飲み物を欲して、何かを“満たしたい”気持ちが出てくる。
「食べすぎた」と思っても、また数時間後には何かを食べている自分に気づいて、ちょっと罪悪感を覚えることもあります。

でも最近は、それを“ダメなこと”だとは思わないようにしています。
なぜなら、これもきっと、心と体からの「少し休ませて」というサインだから。

◆ 理由がわからなくてもいい

以前の私なら、「なんでこんなに眠いんだろう」「どうして食欲が止まらないんだろう」と、原因を探してばかりいました。
PMS(月経前症候群)なのか、更年期の始まりなのか、はたまた天気や気圧のせいなのか…。
でも最近は、“理由がわからない”ことを受け入れられるようになってきました。

人間の体は、心と同じで常に変化しています。
季節が変わるように、私たちのリズムもゆっくりと変わっていく。
その“変化の途中”にいる今の私は、ただ眠くて、何となく食べたくて、ちょっとやる気が出ない——。
それは怠けでもなく、意志の弱さでもなく、「今の自分を整えるための時間」なのかもしれません。

◆ 眠い=心がブレーキをかけている

眠気は、体からのメッセージです。
無理に動かなくてもいいよ、少し休んでね——そう言われているような気がします。

私はこれまで、仕事も家事も子育ても、どこか“ちゃんとしなきゃ”という思いで走ってきました。
時間があれば動き続けてしまう。
だからこそ、こうして何をしても眠い時期は、体がようやく「ブレーキをかけてくれている」と考えるようにしています。

実際、そんな日は無理に動いても効率が悪く、ミスも増えます。
それなら潔く諦めて、早めに布団に入る。
それだけで翌朝の目覚めが全然違います。

「今日は、もう休む日なんだ」と思ってしまえば、罪悪感も薄れます。
それが最近の、私なりの“ゆるいセルフケア”です。

◆ 食べすぎも、足りないものを満たそうとしているだけ

生理前や季節の変わり目になると、食欲が増す人は多いですよね。
私もその一人です。特に甘いもの、温かいスープ、パンなどを欲することが多いです。

以前は、「せっかくダイエットしているのに…」と落ち込むこともありました。
でも、食べることもまた“エネルギー補給”なんですよね。
心が疲れている時、栄養よりも“安心”を求めて食べることもある。
だから、完全に否定するのではなく、「あ、今ちょっと安心したいんだな」と受け止めています。

ただ、どうしても気になる時は、白湯やハーブティーをゆっくり飲んで、口寂しさを和らげます。
最近は黒豆茶やミントティーにハマっていて、香りを楽しみながら「今この瞬間」に戻る感覚を味わうようにしています。

◆ 無理をしない勇気を持つ

「何もしたくない」「外に出たくない」と思う日もあります。
以前はそういう日を“怠けている”と感じていましたが、今は違います。
私にとってそれは、「体の声を聞けている日」なんです。

外に出ると刺激が多く、無駄遣いしてしまうこともあります。
だから、生理前や気持ちが不安定な時期は、あえて外出を控えて“家で過ごす日”にしています。

録画していた番組を見たり、好きな香りのお茶を入れたり、窓際で日向ぼっこをしたり。
シャンプーや洗剤を詰め替えるだけでも、ちょっと気持ちが整います。
元気があれば、いつもより丁寧に掃除をしてもいいけれど、無理はしません。

そんな「のんびりデー」を過ごした翌日は、心も体も軽くなっていることが多いです。
やっぱり、人は“動くこと”よりも“止まること”の方が難しいのかもしれません。

◆ 季節とともに、自分も切り替わる

寒くなってくると、体は自然と“冬眠モード”に入ります。
日照時間が短くなることでメラトニン(眠気を誘うホルモン)が増えるのも理由の一つと言われていますが、
それ以上に、季節のリズムに合わせて心もゆっくりしたくなるのだと思います。

だから、「最近眠い」「なんだかやる気が出ない」も、全部自然なこと。
焦らず、自分のペースでリズムを整えればいい。

お風呂にゆっくり浸かって体を温め、腹巻をして寝る。
寝る前にスマホを見ないで、湯たんぽのぬくもりを感じながら眠る。
そんな小さな習慣が、疲れた心を少しずつ癒してくれます。

◆ まとめ:眠気は、リセットのサイン

私たちは、元気なときほど“頑張らなきゃ”と思いがちです。
でも、本当に大切なのは、頑張れない自分に気づいたときに、ちゃんと休めること。

「今日は何もできなかった」ではなく、
「今日は体を休ませることができた」と思えるようになれば、
眠い日も、食べすぎた日も、心のバランスを整えるチャンスになります。

眠気は怠けのサインではなく、“リセットのサイン”。
だから、焦らなくて大丈夫です。
季節が変わるように、私たちもゆっくり変わっていく途中なのです。

眠くてたまらない日々の中にも、きっと小さな癒しが隠れています。
自分を責めずに、今日もおだやかに過ごせますように。

記事内容は個人の経験に基づくものであり、効果・効能を保証するものではありません。健康上の不安がある方は専門機関にご相談ください

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